アボカド、芽生く

 今年もあと2時間弱で終る。実に色々なことがあった1年間だった。ただバタバタしているうちに時日が過ぎ、最後にはごく親しい人の訃報に接して、猛吹雪の中を見送りに行ってきた。
 今朝、寝過ごした目でふと窓辺を見ると、植木鉢の腐葉土の中からスッと芽が伸びている。10月末に妻が植えたアボカドの種からの芽吹きである。この北の地で、しかも植木鉢で芽生くなど、始めは期待してはいなかった。

DSC02426-540+405アボカドの新芽 高さ50ミリメートル

 最近、スーパーマーケットでよく売られるようになった。初めて食べた時は、まるでバターのようで、一度で好きになった。その後は固さの加減がよく分からずに、青臭くて固かったり、とろけて腐りかけていたりと失敗もしたが、最近は掴んだ時の感触で、食べごろがすこしわかるようになってきた。
 今日になってネットで育て方を調べてみた。なんと始めは深めの皿に脱脂綿を敷いて水で濡らし、アボカドの種のやや尖った方を上にして置いておくだけ。芽吹きまで1週間から2か月とバラツキが大きい。それから土に移植して育てるが、大体が南日本の方で育てていて、失敗例も多い。
 せっかくこの北海道のマンションで芽吹いてくれたアボカド、実の収穫までは欲張らないが、せめて観葉植物として元気に育ててやりたい。そうえば、このアボカドは、オーストラリアのシドニーのスーパーでは、果物でなく野菜のコーナーに並んでいたような記憶がある。

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