◆ クラリス・クリフはスージークーパーと共に、イギリスで1920年代に活躍した女性の陶芸家である。ロイヤル・スタフォードシャー社で陶磁器の技術をマスターして独立し、独特のデザイン感覚で絵柄を作成していった。図柄を大胆に簡略化して、かつ強めの色合いで描かれる作風で『アール・デコの女王』と呼ばれた。
◆ ウエッジウッドには、クラリス・クリフのデザインによるC/Sがある。ボンドシェイプには、私の知る限りで2組のシリーズがあり、1組は”Cafe’ Chic”のシリーズで6種類ある。
① Blue Firs ② Summerhouse ③ Autumn ④ May Avenue ⑤ Red Tree ⑥ Windmill
“Cafe’ Chic”のパンフから
◆ もう1組は”Cafe’ Noir”のシリーズで、やはり6種類あるが、残念ながら私には図柄が分かっただけである。
① Brookfield ② Fantastique Mountain ③ Red Autumn ④ Secrets ⑤ Tulp ⑥ Windbells
◆ 私はこの上の”Cafe’ Chic”シリーズを2種持っていたが、残りの4種が手に入ったので、新規のものから1種ずつアップしたい。はじめは”Blue Firs”。直訳すると『青いモミの樹』である。