♠ 一昨日紹介した竹棚による雪囲いは、ツゲやサツキなどの生垣や植え込みなど、比較的高さが揃って密集している潅木に適している。今日紹介するのは、一本ごとに囲う方法で、株立ちの木や枝の張る潅木をただ荒縄で2~3か所縛っただけや、細竹を周りに数本立て、上の1か所で縛り、縄で荒籠状に編む物である。
荒縄によるツツジやサツキの縛りこみ.周辺の銀杏の葉が散り敷いている
荒縄による頭縛りのドウダンツツジ
ツゲに被せた、細竹と荒縄による籠状の編みこみ
♠ 荒縄だけによる縛りこみは、一見雑に見えるが、枝の広がりを絞り込んで、雪の載る量を減らし、降った雪は周りの地面に積もって木々の根元を塞ぎ、外気の冷え込みに対する断熱材の役目を果たしてくれる。