初冬の洞爺湖

 妻の母の妹は、13年前に75歳で亡くなり、いま洞爺湖畔のお寺に埋葬されている。年末前に妻の姉夫婦とお参りに行こうと話し合っていたのだが、義兄の体調が優れないということなので、今日、私達だけで行ってきた。自宅から定山渓温泉経由で約70キロ。出発する時から雪が降っていて、定山渓を過ぎる頃から吹雪になった。路面も白くなるし、対向車も見えにくくなるので、ライトを点けて走る。ライトは相手を見えるようにするのではなく、こちらの存在を相手に認識してもらうために、点灯するのだ。

DSC00454a540+360 吹雪の中、定山渓温泉から中山峠ヘ

 100mほど前の車も私の車もほぼ制限速度で走っていたのだが、この後この見づらい吹雪の中を、無灯火でごぼう抜きで2台を追い越していった車がいた。北海道にもこんな無謀な奴が居たのかと驚いた。中山峠で休憩してそばを食べ、下りに入ると雪は止んだ。
 お寺は徳浄寺で、浄土真宗。ことし洞爺湖サミット(G8)のあったウインザーホテルの対岸にあり、湖岸に下りてから温泉街とは反対の方向に向かっていく。

DSC00464-540+360 西岸より洞爺湖を望む

 叔母の遺骨は、お寺の中の個別の祭壇が団地のように並ぶ一角にあり、ご住職にお経をあげていただいた。お参りの後、庫裏でコーヒーを頂きながらいろいろと話を聞いた。このご住職はこのお寺の三代目とかで、92歳だというが、腰もしゃきっと伸びていてお元気だ。息子さんもお孫さんも得度して、既に跡継ぎの心配はない。「ただね、曾孫はまだ小学生だから、どうするかわからんけどね。」と笑っておられた。
 帰りは、洞爺湖東岸から美笛峠を越し、支笏湖畔、恵庭岳山麓を経て札幌市内へ戻った。

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