初冬の当間(あてま)高原-1

 私が以前勤務していた会社の縁で、11月12日から3日間、新潟県南部の十日町市にある当間(あてま)高原にあるリゾート施設・ホテルベルナティオに出かけた。主な目的は、秋から冬に渡ってくる鳥たちに出会うことだったが、雨がちだったためあまり出会えなかったものの、他の事で十分に楽しむことができた。

当 間 高 原 の 位 置20031115-Atema

11月12日(水)
 上越新幹線で新清水トンネルを抜けると、新潟県南部の六日町盆地に出て、越後湯沢駅に到着する。ここから西へ魚沼丘陵を越えると、十日町盆地に出る。この十日町盆地は、信濃川が形成した河岸段丘であり、数えると九段あるという。信濃川東岸の段丘のほぼ中ほどに当間(あてま)高原があり、当間山を背にして北から西に広がっている。
 夏から冬へ、そして秋の昼夜の気温の差が大きいため、そして広葉樹が多いために紅葉の時期はすばらしいとか。もちろん春の花の時期も欠かせないだろう。冬の積雪は多い方で、少ない年でも2メートル、多い年では5メートルを超えることもあったと言う。
 このリゾート施設には、18ホールのゴルフ場、パターゴルフ場、テニスコートのほか、冬は雪に関するスポーツもできる。またサイクリングや釣り、バードウオッチング、ハイキング、カブトムシ取り、ホタル見物、きのこ狩り、農作物の収穫体験、星空観察など屋外の楽しみも多い。
 屋内では、温水プールとそれに付属するジャグジー風呂、打たせ湯、ドライサウナ、ウエットサウナがある。また屋内でのカルチャーとしては、陶芸教室、木製クラフト作り、フラワーリース作りなどがある。今回は天候が悪かったこともあって、思いがけず陶芸に挑戦することとなった。
 その他に10人から100人規模の研修施設があり、もちろんホテル形式やロッジなどの宿泊施設があり、レストランが3つ揃っている。食材の野菜類は米を除いて殆どが自家製であり、また建物内の鉢花、切花や敷地内のあちこちの植え込みの花も、全て施設内で栽培しているそうである。

 上越新幹線を越後湯沢駅で降り、駅レンタカーを借りて、妻に地図を追ってもらいながら一路当間高原に。お昼前にはホテル・ベルナティオに到着した。
 午後、別棟にある室内温水プールに出かけた。妻は1年ほど前までプールに通っていたが、私は血圧や心臓の治療で殆ど水に入っていない。しかし二人とも最近肥満やコレステロールが気になるようになって、食事の配慮だけでなく体を動かす必要を感じていた。
 プールは非常に空いていたので、20メートル程の長さのコースを私は10往復ほど水中ウオーキングしてから、浅いジャグジー風呂で温まり、それを2回くりかえした。妻はどちらかというとスポーツ音痴なのだが、さすがプロに何年か習っただけあって、ゆっくりではあるがクロールやバックですいすいと泳いでいる。私はばたつけばばたつくほど沈むので、悔しい思いである。妻は、私が力みすぎているのだと言う。

「初冬の当間高原-2」

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