ユリノキ

 藤沢市の国税事務所横の通りに、ユリノキの並木がある。葉の形が独特で、先端が凹型にくぼんでいて、半纏を並べたようである。英名は Tulip tree で、和名も英名もその花の姿から名づけられている。6月から7月に咲くというその花を、私は確認したことがない。図鑑によると、6~10センチほどの淡黄緑色の花で、和名の「ユリ」よりも英名の「チューリップ」のほうが合っている。

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 このユリノキが、札幌の自宅の近所の個人宅に1本、葉を繁らせているのに出会った。実は私は、この樹の名前のもとになった花を見たことがない。樹の背が高く、花は葉の繁った中に上を向いて咲くようなので、なかなか気付かないのだろう。秋には実も着くようだが、来年の春にはぜひこの樹の花を見てみたい。

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 北アメリカ原産の落葉高木で、英名では Tulip tree のほかに Yellow poplar とも呼ぶようだ。日本では公園樹や街路樹として植えられているが、アメリカやカナダでは建築用材になったり、楽器を作ったりするそうだ。

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