富良野の風景

 ネットで見ていると、ここしばらく富良野方面の天候が思わしくない。一昨日まで降っていた雨が昨日の朝から上がって、今日のお昼までは晴れマークになっていた。T夫人に電話してみると、「昨日から晴れて牧草刈りが出来そうだけど、お昼までらしいよ」との返事。ではせめて昼までに出来る作業をしようと、7時半に出発。10時に現地に着いて、大した数ではないがジャガイモを全て掘り起こした。
 やはり土寄せが不十分だった事と、頻繁に降った豪雨で土が洗われてイモが顔を出し、緑色に変色していた。この部分にはソラニンやチャコニンを多く含んでいて、食べると吐き気や下痢、おう吐、腹痛、頭痛、めまいなどの症状が出るというので、あとでそぎ取ることにして、区別した。またイモの粒も全体に小さく、収量も少なかった。
 正午前に収穫を終えて車に積んだ頃、雨が降り出した。ちょうど牧舎に居たT夫人と少し話をしたが、先日来の台風12号による豪雨で、山の斜面にある牧草畑やデントコーン畑には弱い地滑りで何本かの地割れが出来たそうである。これから重機で牧草やデントコーンの刈り入れを行う時に、要注意だと言っていた。

DSC05536-600_400富良野市南部の朝日ケ丘公園から見た富良野盆地

 することもなくなったので帰路に就いた。私の高校時代の同級生で、この富良野市で子供時代を過ごしたというA.N.君から、市街地南部の小山、通称なまこ山(朝日ケ丘公園)から富良野盆地の景色が眺められるよ、と聞いていたので立ち寄ってみた。うねうねと登って駐車場に着くと、西の外れから上のような風景が見られた。この景色の左奥には中富良野町、上富良野町、美瑛町を通って旭川市に続く国道237号線が伸びている。
 駐車場からさらに頂上に登る遊歩道があったが、雨が強くなってきたのあきらめて帰ってきた。晴れていれば、大きな盆地の向こうに十勝岳連峰や旭岳連峰が一望できて、さぞかし雄大であろうと予想出来た。

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