ヘラオオバコ

 オオバコは空き地や荒地に生える雑草で、全国でよく目にしてきたし、あまり目立つ存在ではないので関心を持たなかった。
 今の住まいに来てからも、あちこちでよく見られるのだが、その中で花の咲かせ方がちょっと面白いものがそこここにあることに気がついた。
それがこのヘラオオバコである。

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 下から順に咲くが、はじめに1本の棒状のメシベが立ち上がり、その後でオシベが水平に4本ずつ飛び出す。こうして咲きあがっていくが、受粉が終ると1花の中に2個の種子が出来る。真上から見た姿が面白かったので、写真に撮ってみた。

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 このヘラオオバコはヨーロッパ原産だそうである。植物図鑑を見ていると、どうも北海道には、ヨーロッパや北アメリカを原産とする植物が多いように思う。明治以降の開拓当初に、北海道という寒冷地に適合する食用植物を欧米に求めたことが、雑草も含めた外来植物として北海道内に広まったのではないだろうか。

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