ど根性

 一昨年からテレビや新聞をにぎわしたニュースの中に、「ど根性大根」というのが数件あった。道路舗装や縁石の隙間から芽を出し、髭根はしっかりと大地に食い込ませ、隙間を広げて地上に根塊を膨らませていた。けっこう日本のあちこちで発見されて、ニュースネタになっていた。
 最近私も、似たような環境での植物を見つけた。ひとつは先日天売島に行った時、途中の羽幌町で見つけたコスモスである。

20080710-16-Haboro-540+360 ど根性コスモス( 2008.07.10 羽幌町にて )

 道路舗装を補修した時のつなぎ目に、昨年秋に種がこぼれたのだろう。道路の縁から60センチ程の長さの隙間から、20株ちかいコスモスが芽を出し、うち1本はまだ高さ30センチ程度なのに、花を咲かせていた。私はこのコスモスのたくましさに感激すると同時に、これを抜いたり踏んだりしないで、いい意味で放っておいている羽幌の人々の愛情に喜びを感じたものだ。
 またこの6月中旬に、自宅の近くのアパートの基礎と舗装の隙間からキリの樹が伸びて、高さ1.5メートルほどになっていたのを思い出し、きょう行ってみたらなんと2メートルを優に超えて、健在であった。

20080813-1518-1-Kiri-540+360 ど根性キリ( 2008.08.13 自宅の近所にて )
20080813-1518-2-Kiri-540+360 建物の基礎と舗装の隙間から伸び、舗装にヒビが入っている

 これらの植物は、与えられた最低限の環境を自分で補強し、たくましく活きている。何か人生訓にでもしたくなるような感動を覚えるのだ。

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