◆ いまオオイタドリが花盛りになっている。この花には、チョウやコメツキムシ、ハナカミキリ、カメムシなど昆虫がよく集まってくる。また見張りのポイントとしてトンボが止まることも多いようだ。きのう豊平峡温泉に行った時、駐車場の周囲にこの花が多く咲いており、観ていると私としては久々に出会うチョウがやって来た。
ベニヒカゲ(大きさ39~43㎜)
◆ ベニヒカゲの大きさは、モンシロチョウより1回り小さい。本州では高山帯に住むが、北海道では低山帯でも見られる。ヒカゲチョウの仲間にしては、割り合い明るい所を好むようだ。
サカハチチョウ(大きさ34~42㎜)
◆ サカハチチョウはタテハチョウの仲間で、これは夏型である。春型の表面の模様は黄色味が多く、全く違うチョウのようである。なお裏面の模様はほぼ似ていて、夏型のほうがやや赤味が強く、黒の輪郭がやや濃い程度である。ベニヒカゲよりやや小さいが、ともに活発にはばたいて飛び回る。
ベニヒカゲとサカハチチョウのニアミス
◆ このオオイタドリのまわりには、エサのムシを見張るためなのかアキアカネが多く集まり、葉先に止まっては頭をくるくると回している。
アキアカネ(大きさ37~40㎜)