ギンリョウソウ

 札幌、南区の丘陵地帯で、フィールディングしてきた。鳥、植物、昆虫など、色々の生命体の中を歩いて、非常に癒やされてきた。また、私としては初めて『ギンリョウソウ』を観察することができた。木洩れ日の大地、倒木の脇の枯葉のなかに、それは立っていた。漢字では『銀竜草』と書くようだが、確かにタツノオトシゴの風情によく似ている。何とも不思議な植物で、腐植土の多い所に生えるそうである。

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 このキノコのようなまた竜のような姿が、幽明の境にポッと立っているような錯覚を誘う。そしてこの雰囲気が、大切なことを想い出させてくれた。きょうは、神戸の空襲で亡くなった生母と弟の63年目の祥月命日である。

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