ツクバネソウの仲間

 ここ数日あまり天気が良くない。本州以南では入梅しているという。梅雨がないと言われる北海道だが、どうも今年は梅雨に近い状態で、湿っぽい日が多い。きょうはここ1か月ほどの間に撮影した植物から、ツクバネソウの仲間をアップしてみる。ツクバネソウの仲間は、春から初夏にかけて主に林の下草の中で見つかる。8本のオシベを手の指のように広げている。

DSC04021-Tsukubanesou-540+405aツクバネソウ( 2008年6月:札幌・西岡公園 )

 ツクバネソウは4枚の輪生した葉の上に付く花が独特で、秋には黒く丸い実が熟し、羽根衝きの羽根に似るので『衝羽根草』と呼ぶようになった。葉は5~6枚になるものもある。クルマバツクバネソウは、輪生した6~8枚の葉の上に、花の段階から小さな黒紫色の子房がある。どちらもユリ科ツクバネソウ属。

20080516-1318-Kurumabatsukubanesou-540_360クルマバツクバネソウ( 2008年5月:積丹半島 )

 ツクバネソウは、尾瀬湿原で初めて目にして、植物に詳しい同行者からその名前だけを教えてもらった。始めはツクバネの意味がよく分からなかったが、実がついて初めて分かった。

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