ミツバの花

 上富良野町で畑を貸して頂いているTさんご夫妻は、以前は先代からの畑を受け継いで農業をやっていた。時間的にも今よりはるかに余裕があり、若者の農業指導とか、パンやケーキの製造などにも打ち込んでいた。また自宅前の谷間に、川の水を引き込んで小さな池を作り、周囲を遊園風にまとめて、ミツバやセリ、スズラン、ミント等を周囲に植えては楽しんでいた。冬場はカントリードールを作るなどの余裕もあった。
 また乳牛を飼い始めたころには、ソフトクリームやハム・ソーセージ・ベーコンなども作っていた。しかし牛の数も増え、牛乳生産にかかりきりになると、他のことをやる時間が激減し、牛の飼育に関する作業以外は、小さなスペースで自宅用の野菜を作る程度のことしかできなくなった。

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 私達は、その沢地を抜けた先の高台の原野を借りて畑作りをしてきたが、植えられたミツバが雑草化して沢地にはびこり、いまちょうど花を咲かせている。株や葉の大きさの割にはとても小さな花で、直径が2ミリ以下である。地色は白で、ややピンクがかっている。

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 葉が市販のミツバよりかなり大きくなり、葉と比較すると信じられないほど花が小さい。この米粒のような小さな花は、マメ科の植物のように種子莢に変化していくようだ。

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