藤沢駅北口商店街

 私たちは、ほぼ30年前にこの藤沢市に転居してきて、藤沢駅の北口商店街を抜けた先に居を構えた。途中他の場所に移動したこともあるが、今はまた当初の場所に住んでいる。
 南口は新興住宅地や大きな集合住宅団地を抱えて少しずつ発展を続けているが、北口の商店街は私たちの眼から見てもあまりパッとした発展が見られない。バックグラウンドとなる住宅地が古く、移動が少なかったせいもあるのだろう。
 北口から北西に延びる商店街は、以前は「藤沢銀座土曜会商店街」と呼んでいたが、発展が弱く、25年ほど前にこの通りにあった「ダイエー」が撤退して、同系の量販店「トポス」に変わった。また古い商店が、代替わりの段階で閉店することが多かった。
 商店会では、この通りの名前を「サム・ジュ・モール」と変え、道路を石畳風に変えて、さらに休日の午後にはこの通りを歩行者天国にして振興を図ったのであるが、目に見えて効果が上がったようには思えない。
 外食産業は食いっぱぐれがないと言われていたが、北口ではファストフード店を含めてこの8年ほどの間に次々と姿を消し、あとから入った店もあまり続かないものが多かった。

20060507-Daiei

 ところがつい最近「トポス」が看板を変えて、過去の名称「ダイエー」になっていたのである。ここ数年経営不振から店舗数を大幅に減らしていたはずの店名に戻ったのである。ただ、上の画像のようにロゴやマークが以前とは変わっている。
 「トポス」は当初量販店と言うことで、生鮮食料品なども1パックの包装量が非常に多かった。しかし売れ行きが悪かったのか、すぐに量が小さくなって、買いやすくなった。全国ネットの「ダイエー」に戻すと言うことは、この北口での購買力向上を見越しているのだろうか。
 北口ではマンションが急増し、若い世代の家族が増えてきている。例の構造計算偽装の問題があったマンションも、北口側にある。人口が増加しているのは確かである。

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