大阪-生駒-倉敷

 まゆみさんのお店を辞して大阪環状線に戻り、鶴橋で近鉄に乗り換える。ホームに着いてから3本ほど電車をやり過ごし、4本目の快速に乗って生駒山塊の北麓のトンネルを抜けると、生駒駅はすぐであった。
 北口から歩いてほぼ10分、伯母の家の近くまで行くと、従姉が出迎えてくれた。伯母は私の生母の姉で、もう90歳を過ぎている。最近軽い脳梗塞になったとのことで、私たちが訪ねた時に寝台で休んでいたが、起きてきてくれた。私の長男の息子には会ったことはないのだが、時々送る写真を見ては、私の父に似ている、といたくお気に入りのようで、よく話題にした。
 従兄もとうに定年を迎えてはいるのだが、町内会長や福祉の会の世話人を務め、元気に活躍している。また私たちがうっかりしていたのだが、この日は従姉の誕生日でもあった。古いアルバムなどを見ながら紅茶を頂いたが、ここで出されたのが、大倉陶園の2016番、ゴールドのバラのカップであった。
 名残は尽きなく、従兄にも「もちっとゆっくりせなあかんがな」と言われたが、伯母に「また来るさかい元気でおってな」と声をかけ、握手をして、仏壇の伯父の遺影にお線香を上げさせていただき、伯母宅を辞した。従兄が自転車の荷台に私の荷物を載せ、生駒駅まで送ってくれた。

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 17:00発の近鉄で再び鶴橋に戻り、環状線経由で大阪へ、そして新大阪へ出て西行きの新幹線「ひかり」に乗る。岡山で在来線の三原行きに乗り換えて、倉敷に着いたのは19:10だった。南口から1キロ弱で、予約していた「ホテル330」にチェックインした。

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