旧登山道を発見

 きょうは久々に雲が切れた。妻が所用で娘夫婦と出かけたので、私はデジカメを持って、毎年出かけている外科記念病院の裏山へ出かけた。病院のボイラー室が野草の花の多い山裾に面しており、ボイラー担当の人が出入り口前にフクジュソウなどを植えている。その中のクロッカスを写してみた。

DSC04708-540_360 山裾の斜面にクロッカス

 その少し上の斜面に色々の野草が咲いているので、それを撮影しながら高みに登っていると、これまで3年間見つからなかった登山路跡が見つかった。この道は、私が中学校の頃に、冬はスキーの、そして夏は昆虫採集のホームグランドとしていた通称『根っ子』と呼んでいた山腹の窪地に向かう道であった。この一帯の斜面は国有林だが、『根っ子』のあたりはある時期落雷が多かったようで、黒こげで幹の途中までしかない樹木が多く点在していた。そのために『根っ子』と呼ぶようになったと記憶している。

DSC04822-540_360 かすかに斜めに登る登山路跡

 中学生時代には、夏場は毎日のように放課後、学校前の畑のあぜ道を横切り、この道を『根っ子』まで登っては、昆虫、植物の観察・採集に明け暮れた。当時の畑はすっかり宅地化され、病院や集合住宅、チェーンレストランなどが山裾まで建ち並んでいる。

DSC04826-540_360『根っ子』の近く

 私が通った附属中学校は札幌市の北郊に移転し、いまは山鼻中学校になっている。そのグランドと過去にあった畑との間には往復4車線の車道ができ、またビルに遮られて、『根っ子』に登る人も居なくなったのだろう。しばらく登ってみたが、途中で、鉄砲水が走ったような沢が交差していた。
 なお、きょう撮影した野草の花の写真は、明日以降にアップしたい。見つけた花は、エゾエンゴサク、アズマイチゲ、エンレイソウ、キバナノアマナ、フッキソウなど。

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