石狩湾岸の地名

 きのう、石狩市北部までサクランボ狩りに行ってきた。この石狩湾岸の国道231号線を走るのは3回目だが、途中の集落ごとに独特の地名があり、難読のものが多かった。大半が過去のアイヌ語の呼び方に当て字をしたものであろうが、その由来はともかくとして、札幌市北区から石狩市北端までの地名を列記してみる。

DSC04351-540+360 サクランボ農園のある石狩市 幌(ぽろ) の標識

札幌市北区       麻生      あさぶ
〃           屯田      とんでん
〃           太平      たいへい
〃           篠路      しのろ
〃           茨戸      ばらと
石狩市         生振         おやふる
〃           花川      はなかわ
〃           花畔      ばんなぐろ
〃           志美      しび
〃           八幡      はちまん
〃           聚富      しっぷ
〃           望来      もうらい
〃           嶺泊      みねとまり
〃           古潭      こたん
〃           押琴      おしこと
〃           別狩      べっかり
〃           厚田      あつた
〃           安瀬      やそすけ(やすすけorやすせ)
〃           濃昼      ごきびる
〃           送毛      おくりげ
〃           毘砂別        びしゃべつ
〃           柏木      かしわぎ
〃           浜益      はまます
〃           群別      くんべつ
〃           幌        ぽろ
〃           床丹      とこたん
〃           千代志別       ちよしべつ
〃           雄冬      おふゆ

 この石狩市浜益区雄冬からは、雄冬岬を越えて留萌(るもい)支庁増毛(ましけ)町雄冬(おふゆ)となる。なお石狩市は、1996年に石狩町が市制施行され、2005年に厚田村、浜益村を併合して市域が南北に長くなった。だが石狩市には、鉄道が通っていない。過去には、1922年~1940年に軽川(がるがわ=現在の札幌市西区「手稲」)から海沿いに、現在の石狩市花畔(ばんなぐろ)まで「軽石鉄道」という馬鉄(馬車鉄道)があったが、コストの面で廃止されたそうである。
 つい先週まで旧厚田村、浜益村の地名は石狩市厚田区あるいは浜益区としてその下に字名をつけていたが、今は「区」を略して字名のみになったようだ。上の「幌(ぽろ)」の標識も、先週まであった「石狩市 浜益区」の文字の上に紙が貼られ、「石狩市」だけになっている。

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