ベニバナトチノキ

 昨年の6月末に、市街地南部の国営滝野スズラン丘陵公園に行った時、はじめて『ベニバナトチノキ』の赤い花を目にした。日本のトチノキの花は白い。昔、本州の農家ではトチ(栃)の実を挽き、モチに練りこんで救荒食として食べていたとは聞いた。また渋が強く、何度も渋抜きをしなければならないとも聞いた。
 トチノキというのは私にとってほとんどなじみがなかったし、普通は白い花を咲かせることも知らなかった。初めてこの滝野の公園で見たベニバナトチノキが、トチノキを認識した最初であった。

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 きょう、近所のコンビニに出かけたとき、何気なく見上げた通り道の民家の庭で、多くの花を咲かせているベニバナトチノキを見つけたのだ。昨年見たのが6月末だから、かなり早いのではないだろうか。

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 図鑑によると、マロニエ(セイヨウトチノキ)とアカバナアメリカトチノキとの雑種だそうで、庭園・公園樹として植えられるが、あまり多くないとなっている。図鑑では、トチノキの実は茶褐色、セイヨウトチノキの実は赤味を帯びている。このベニバナトチノキの実はどんなだろう。また、食べられるのだろうか。

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