セイヨウタンポポとエゾタンポポ

 昨日から風が強く、気温も下がった。きょうは朝から雨模様である。近所の空き地ではセイヨウタンポポがほぼ種を飛ばし、ごく一部にぽつぽつと遅れた世代が花を咲かせている。北海道でのいわゆるタンポポは、明治維新以前にはエゾタンポポが主体で、ほかに地域的なシコタンタンポポ、フタマタタンポポなどがあった。明治時代に入って、冷害に悩む開拓農家のために、救荒野菜の代わりとしてヨーロッパから移入したのがセイヨウタンポポで、生命力が旺盛なため、今では関東地方でも勢いを拡げている。

DSC03829_31-540_405a↑ セイヨウタンポポ.総苞の外片が反り返っている
20080516-1211-Yezotanpopo-540+405↑ エゾタンポポ.総苞の外片は反り返っていない(積丹)

 セイヨウタンポポは、総苞の外片がツボミの時から反り返っているが、エゾタンポポはツボミの時から種を飛ばす直前まで、反り返らない。ほかの日本の在来種であるカントウタンポポ、トウカイタンポポ、カンサイタンポポなども、反り返らない。シロバナタンポポは反り返らないがやや開き、三角状の突起が目立つそうである。

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