羽田空港で飛行機同士が衝突・炎上

 きょう17時47分ごろ羽田空港C滑走路で、新千歳発のJAL516便が着陸する体制で進入しようとしたところ、滑走路上に居た海上保安庁の飛行機と衝突・炎上。

TV画面から

 JALの乗客と乗務員は、CA達の適切な誘導で脱出シートから全員無事に脱出。機長が最後に全席を確認してから脱出。衝突からわずか18分後には乗客・乗務員が全員脱出できた。燃えている機体からの全員無事脱出は、奇跡的である。

 一方で海保機は能登半島地震の被災地へ支援物資を送るために離陸の待機中で、JAL機が着陸するはずのC滑走路に入り込んでいて、この事故に遭ったようだ。海保機の乗員6名のうち機長を除く5名は即死。機長は重症だが助かった。

 今回の事故の原因は、管制塔と飛行機の無線のやり取りにあるようだ、管制塔では、進入してくるJAL機に対して着陸の許可を出している。海保機にはC滑走路の手前で待機するように指示をしており、海保機もこれを復唱して「待機する」と回答している。 
 しかしそのやり取りの中で、管制官が出発順を伝える「ナンバー1(1番目)」という言葉を離陸許可と誤解した可能性が大きい。民間機とのやり取りでは「ナンバー1」は「待機停止のナンバー1」であることが通例のことだというが、海保機側では「進入待機のナンバー1」と受け取ったのではないか。
 海保機はC滑走に進入してしまって、40秒間待機してこの事故にあっている。ちょうど薄暮であり、着陸許可を得たJAL機は機種をやや挙げて着陸態勢に入っているため、操縦席からは滑走路が目視しにくくなっていたために海保機を確認できなかったのではないか。

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