モミジアオイ咲く

 私達の育った札幌での原風景には、必ずタチアオイ(ホリホック)が登場してくる。2007年に神奈川県藤沢市からユーターンしてきた時、懐かしいタチアオイの花にまた出会った。豊平公園では、黒紫の花を見つけて驚いた。
 当時飼っていた猫が体調を崩し、はじめはすぐ近くの動物病院の老医師に診てもらっていたが、その動物病院のアプローチにシダレモミジのような葉を付けた植物があり、秋にハイビスカスに似た真っ赤な花を付けた。
 図鑑で調べて、それがモミジアオイという栽培品種だと分かった。今年の春に雪印種苗に行き、野菜や花の苗を探した時、好みのタチアオイ4種を買ったが、その片隅にこのモミジアオイの苗が1株だけあって、迷わず買ってきて庭の南東隅に植えた。

IMGP5910-600_300モミジアオイの花

 それが今朝咲いたのだ。私達が見つけると同時に、お向かいの奥さんも気づいて、携帯電話で写真を撮っていた。
 タチアオイ4種は全て元気に育ったが、葉がロゼット風に横に広がるだけで、花穂は立てなかった。しかしこの勢いだと、来春にはそれぞれ花穂を立てるだろう。

IMGP5870_5902-600_400a↑ 蕾 ↓             ↑ 花 ↓
IMGP5872_5916-600_400aモミジアオイの蕾と花

 今回のモミジアオイは蕾がまだ多く着いているので、この秋の間をしばらく楽しませてくれると思う。タチアオイは晩春から晩夏まで賑やかに咲くが、それらが終わる頃にはまたモミジアオイが咲いてくれるだろう。

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