♣ 一昨日散歩しながらタチアオイの写真を撮っていた時、下のような花に出会った。花の大きさはタチアオイの半分ほど。しかしツボミの付きかたや下から順に咲いていくところはタチアオイと同じ。また葉はタチアオイよりやや狭く、またやや小さいが、形はよく似ている。図鑑で調べてみると、花の感じはジャコウアオイに似ているが、葉の形は全く違う。またゼニアオイの白花とも違うのである。
♣ 私の手持ちの「新北海道の花」という図鑑は在来野生種専門で、園芸種や移入種はほとんど載っていない。昔から野生種だと思っていたタチアオイすら載っていない。辛うじてセイヨウタンポポは載っているが・・・。 園芸植物専門の図鑑を探さねばならないのだろうか。知っている方がおられたらおしえて欲しい。
PS.
♣ その後、ネットのお友達”閑児”さんから、これは”ウスベニタチアオイ(学名 Althaea officinalis)”ではないかとの書き込みを頂いた。近くの図書館の図鑑で調べたところ、これと同じ学名の花の絵があり、まさに私の見つけたこの花と一致した。図鑑の和名は”ビロードアオイ”となっているが、植物の、とくに園芸品種の和名の混乱はままあることであり、学名と画像の一致ですっきり出来た。なおタチアオイの学名は Althaea rosea で属名が同じなので、ごく近い仲間なのだろう。閑児さん、ありがとうございました。