サザンカを見に岩見沢へ

 12月21日、それまでの雪が止んだ。雪掻きで疲れたのと、あまり良い写真が撮れない日々だったので、妻と岩見沢市志文町にある岩見沢公園の屋内植物園『色彩館』に行ってきた。鉄骨とガラスで組んだ三角屋根の大温室があり、手前の事務コーナーに受付と売店がある。大温室には、一人100円を払って入場。
 大温室の中は20℃程度でさほど暖かくはしていないが、私達が藤沢の露地でよく見た植物が多数植えてあった。
 特に目的のサザンカは見事に咲いており、その隣には2~3個の花を着けたツバキが艶のある葉を広げていた。
 サザンカは、藤沢では11月から咲きだして年を越し、ジンチョウゲと共に冬から春へのさきがけの花である。サザンカが散るとき、花弁を1枚ずつ落とすのに対し、ツバキは花ごと落ちるため、「首が落ちる」として江戸時代以前は武家の屋敷には植えられなかったと聞いた。
 確かに、藤沢に居た頃はツバキの花、特に八重咲の物が散ると、非常に無残な感じがして、
他家の路上の物でも拾って袋に入れて歩いた覚えがある。
 妻が、トゲのないモッコウバラが好きで、札幌に来てから探したが、地植えでは北国では無理だと聞いてあきらめたが。しかしこの大温室では無数に蔓を伸ばして、5メートルほどの天井に届いている。ただし、葉や花はまだ付けていなかった。
 すぐ隣には「熱帯植物館」があったが、温度はせいぜい25℃程度。それでも寄生ランやストレチアの仲間などが咲いていて、バナナも小さな実を付けていた。
 私は、温室というともっと蒸し暑い環境を想像していたが、大温室の温度は確かに植物館では、藤沢の日中気温よりはやや高めだったが、藤沢の露地で今頃見かける花が多かった。また熱帯植物館では、30℃を切るやや低めの室内でも、熱帯系の植物が十分に開花・結実していた。

カテゴリー: ドライブ, 日々つぶやき, 花・植物 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA