マレーシアからの友人来訪

 この2月はじめまで2年間、JICAの仕事でマレーシアのコタキナバルに赴任していた若い友人KT君が、帰国して訪ねて来てくれた。 都合で奥さんは来れなかったが、久しぶりに一緒に食事をした。彼らは既にオーストラリアの永住権を得ていて、3月後半にはメルボルンに引っ越すのだという。
 2001年4月に、ネイチャーウオッチング専門の旅行社のツアーで中国東北部に探鳥に行ったとき、KT君が旅行社から依頼されてツアーガイドをしていたのが、彼との初めての出会いであった。
 KT君は情報の整理がとてもきちんとしていて、帰国後には出会った鳥の名前などを整理して、メールをくれたりしていた。その後、 転勤で当時住んでいた大阪府からたまたま藤沢に引っ越してきて、私たちの近くに住まいを得たため、鳥に関する情報交換が始まった。

 彼は過去に、自然環境保護関連の教育のためにオーストラリアとマレーシアに各2年間ずつ赴任し、そこで鳥の観察眼を磨いたようだ。今回のコタキナバルは、外国での3回目の長期滞在だったそうである。
 2年前にコタキナバルに赴任してから、私たちに1度は訪ねて来てほしいと言われていたのだが、ついに果たせなかった。 彼らがオーストラリアで落ち着いたら、私たちは必ず訪ねると約束した。

20060219-Hideki

  彼らがコタキナバルに赴任する前に、ハムスターを1匹飼っていた。連れて行けないので、預かってもらえないかと頼まれて飼育を引き受けたが、9ヵ月後に亡くなった。庭にお墓を作ってあげたが、今はそのそばにプリムラが咲き、スイセンやチューリップが芽を出している。KT君はそこで合掌して、 帰っていった。

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