アオダイショウ

 アダムとイブの昔から、とかく人に嫌われているヘビの仲間。足がない・鳴かない・音がしない・表情がない・猛毒のあるものがいる・生きた動物を丸呑みにする。そんなことが不気味さや嫌悪感をもたれる理由だろうか。しかしこれを気にしないどころか、むしろこよなく愛する人たちもいる。私も得意ではないが、これを愛する人たちの気持ちは理解は出来る。特殊ではあるが、進化の中の一つの傑作であろうと思う。
 北海道には、アオダイショウ、シマヘビ、ジムグリ、ニホンマムシの4種類の陸生のヘビがいると聞いた。私は子供の頃から、アオダイショウの存在はよく知っていた。山で昆虫を追っていると、頻繁に出くわしてぞっとしたものである。野生のニホンマムシは、30年ほど前に神奈川県の谷戸で見たことがあるが、昨年春に北海道の積丹半島で見つけて、北海道にもニホンマムシが生息するということを初めて認識した。

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 このアオダイショウは、先日藤沢探鳥クラブの仲間と西岡公園の水源地に行った時、池の縁のカヤの間から水面を滑るようにやって来て、私の存在に気付いて戸惑っているところを撮影したものである。長さは約1.2メートル。マガモのヒナを狙ってやって来たのだろうか。この時は、マガモの親子は遠く池の中央に移っていた。

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 シマヘビは、一昨年の5月に平岡公園で黒化型(カラスヘビ)に出会っている。またジムグリは黄や赤味の混じったカラフルなヘビで、神奈川県ではよく見かけたが、北海道ではまだ見たことがない。

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