♣ 4日ほど前に、近所の秋の風景を撮って歩いていて、ブログに「マユミ」としてアップした写真があった。きのう、「この写真の実が5裂しているので、ツリバナでは?」と閑児さんから画像掲示板にコメントを頂いた。そこで、昨夜「北海道樹木図鑑」で確認すると、マユミの花と実は4裂であり、ツリバナは5裂であると書かれていて、写真でもそのように違いがある。そこで、やや天候不順であったがこの木を確認しに行ってきた。案の定、実殻は5つに割れていてツリバナであることを確認し、先日のブログを訂正した。
ツリバナ 実殻は5つに割れていた
♣ また一昨年の秋に、ここから1.5キロほど北の小学校の近くにこのような木が7本ほど列植されていて、それをマユミと記録していたので、それも確認してきた。これまた全て実殻が5裂しており、ツリバナであった。
伏見小学校近くのツリバナ
♣ ここでは、木によってはもうすでに葉やオレンジ色の実をすべて落として実殻だけのものもあれば、まだ葉が残り、開いた殻の下に実をぶら下げているものもあった。
6裂している実殻もあった
♣ 図鑑によると、これらのツリバナやマユミはニシキギの仲間で、同じような実の付け方をする仲間がけっこう多く、北海道では庭園樹として多く植えられているという。そのような眼でみると、マユミは自宅の近辺には見当たらない。下の写真はイメージネットから。
マユミの実殻と実
♣ 植物の奥深さを思い知ったが、新たに知る面白さもある。このニシキギの仲間の実殻は、種類によって実に色々の形をしており、面白い。また樹木の図鑑には大体掲載されているが、花の図鑑にはあまり掲載されていない。概して花は地味である。