♣ 私の住まいは、標高530.9メートルの藻岩山(もいわやま)の東麓にある。この山は札幌市の象徴で、私の小・中・高校の校歌の歌詞には、この山の名前と、市内を流れる豊平川(石狩川の支流)の名前が入っている。子供の頃はこの頂上に登るのに、観音寺と言うお寺の脇から登った。
観音寺
♣ 今はほかに3本の登山道があるが、市街地からはこの観音寺からの道と、少し北の旭山公園からの道が登りやすい。藻岩山の原生林は開拓史時代から保護され、大正10年からは国の天然記念物に指定されていて、野鳥も多い。妻の姉夫婦や、娘の夫の父上もよく登山しているとか。
観音寺からの藻岩山登山口
♣ きょうは観音寺の近くを通ったので、登山口まで行ってみた。いまはこの観音寺の南側に大きな慈恵会病院ができており、鳥仲間や一般市民の間では「慈恵会病院からの登山路」というほうが一般的になっているようだ。ここから頂上までは標高差ほぼ500メートル、距離2.8キロである。バードウオッチングを兼ねて、登ってみよう。