吹雪のあと

 26日未明からの猛吹雪の後、街の木々は面白いことになっていた。吹き付けた雪が、木々の幹の西面に張り付き、さらには細枝にまで化粧をした。電線にも着雪した。これらの雪化粧は、その後の暖気でほとんどが融けてしまい、今日などは雨、みぞれ、あられが交互に吹き付けて、道路の雪はシャーベット状である。

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 こちらでは外出する時、襟巻きをしてがっちりと防寒服に身を包み、頭は帽子かフードを被り、手には手袋をはめて出かけるから、顔以外は露出せず、衣類の外面は外気温とあまり変わらなくなる。だから吹き付けた雪は融けることなく、払えば落ちてしまう。顔にかかった雪が少し融けるのは気にしない。

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 私たちが子供の頃は、雪のシーズンには傘をさした覚えがほとんどない。帽子やコートに付いた雪は、手でポンと払うとみな落ちてしまう。しかし関東に住んだ時、防寒着もそんなにがっちりしていなかったので、年に数回の雪はすぐ融けて衣服や帽子にしみこむため、違和感を持ちながらも傘をさした。

DSC00705-540+360 吹雪で傘をさす

 最近こちらでも、雪が降ると真冬でも傘をさす人を時々見かけるようになってきた。今回の吹雪でも、傘をさして必死で風に耐えている人を見かけた。私達は傘はむしろ邪魔になるので、持ち歩かない。

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