ふくろうの入れ子細工

01-OWl-top四つフクロウの入れ子細工の親(田中一幸氏作)

できましたよー!
 3月始めのある日、箱根の木地師、田中一幸さんから「ふくろうの入れ子、できましたよ」と電話が入った。昨年の暮に訪問したとき、妻が田中さんの展示作品の中にあったふくろうの入れ子細工を気に入って、注文しておいたのである。期限なし、催促なしでのお願いだった。
 翌日は2人とも予定がなかったので、さくら(ヨークシャーテリア)を連れて車で箱根に向かった。藤沢を出発して辻堂へ抜け、西湘バイパスから大磯西で東海道に下りて、箱根湯元まで走った。月曜日の昼近くだというのに、なぜか渋滞気味で1時間半ちかくかかった。
 田中さんは、さくらのおやつにとビーフジャーキーを用意して待っておられた。考えてみると、この田中さんの工房へ行くときは、いつもさくらを連れていたように思う。覚えておられたのだろう。

02-Four-Owls-a四つフクロウの入れ子のならび

ふくろうの入れ子細工
 田中さんが製作されたふくろうの入れ子細工は、写真の左端が親で材料はミズキ。全体に楕円形で、塗装と彫刻は長野県在住の工芸師に依頼したそうである。次の2個が木目そのままのもので艶出しがしてあり、ケヤキとミズキで鶏卵型である。4つ目の一番小さい孫はマユミのムクのものであり、彫刻はやはり工芸師によるが、中間型の形であり、無塗装で生地は黄色味を帯びていて優しい肌合いである。

03-Four-Owls-b四つフクロウの入れ子を開いたところ

 デザイン
 田中一幸さんのこのふくろうの作品は、同じ色合いのもので眉のラインがなく目の大きなものと、親の塗装を白で仕上げたもの(特注品)、そして木目の生成りのものがある。いずれも味があっていいのだが、妻は鋭さのあるタイプを選んだ。

参考リンク 2003.12.20 入れ子細工、箱根からロシアへ

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