モイワサナエ

 6月5日に南区の丘陵地帯を散策した時、湿地帯の木道脇でモイワサナエに出会った。トンボの仲間にサナエトンボという一群が居て、このモイワサナエはサナエトンボの仲間で唯一北海道の地名、『モイワ』がつけられている。この『モイワ』の語源は我が家から見える『藻岩山』で最初に発見されて命名されたからだと聞いている。分布は北海道から東北地方までで、滋賀県と広島県の山岳部でも記録があるらしい。1965年発行の「原色昆虫大図鑑」に既に掲載されている。

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 サナエトンボ類は左右の複眼が離れているのが特徴で、前記図鑑では23種が記録されている。モイワサナエは、腹部の長さが約35ミリ。シオカラトンボとほぼ同じだが、羽根はシオカラトンボより少し短い。サナエトンボ類でほかに地名が付いているのは、ヤエヤマ、アマミ、オオサカ、ナゴヤなど。

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