◆ しばらく天候不順でカメラを持って出ていないので、旧作の写真のアップが続いている。今回はハムシの仲間をアップしてみたい。
◆ 始めのアトボシハムシは、カラスウリなどの葉の上にいる体長5mmほどの小さなハムシである。こんなハムシは、最近のようにマクロレンズで撮影するようになって、初めてその存在を認識するようになってきた。住む場所で変わるのか、下の右のように黒い星が3つあるものと、左のように中央の星が非常に薄くなって星2つに見えているものがある。外翅の後ろのほうに『ホシ』があるので「アトボシハムシ」と呼ぶのだろうか。
( 2008.06 西岡公園 ) アトボシハムシ ( 2008.06 藻岩山 )
◆ 次はイタドリハムシである。このハムシは名前の通りオオイタドリの葉の上にいることが多い。5月後半から9月前半にオオイタドリの群落があると、その中で必ずと言っていいほどイタドリハムシが見つかる。このハムシの外翅の模様は、この写真のタイプがほぼ標準である。全面ほぼ黒味がかっているものから、黒味のほとんどないものまで、非常に変化が大きい。体長は8~10mm。
イタドリハムシ( 2008.06 藻岩山 )
◆ ハムシ科は大きな群れで構成されており、幼虫も成虫も食植性である。テントウムシに似るが科が違い、テントウムシ科には食虫性のものも多い。