ユキムシ初見

 西区に新築中の自宅は、基礎の埋め戻しも終わり、昨日から1階の床組み木工事に入っている。ツーバイフォーの組み立てなので思ったより進行が早く、今日の15時過ぎには、1階の床の骨組みと下地ベニヤ張りが、ほぼ終わっていた。

IMGP0539-600_40015時15分、床組み終了。大工さんも休憩中

 雨が降ると工程に大きく影響するので、近くの西野神社にお参りに行ってきた。縁結びの神様だが、多少は願いを聞いてくれるだろう。
 その境内でユキムシがたくさん飛んでいた。今年初めてユキムシの飛ぶのを見た。ユキムシとはアブラムシの仲間で、トドノネオオワタムシあるいはリンゴワタムシなど、白腺物質を分泌する腺が存在するものの通称だそうである。開羽幅はせいぜい8ミリほど。

IMGP0543-600_400aIMGP0543-600_400b

 この虫は、春から秋にかけては単為生殖で世代交代を繰り返し、寒冷期に入ると雌雄に分かれて卵を産み、卵で越冬するとか。オスには口が無く、絶食でほぼ1週間を過ごす。環境温度に弱く、人の体温でも弱ってしまうと聞いていたので、この写真を撮ってすぐに放した。
 子供の頃は、この白く小さな綿毛のようなものが飛びまわると、「もうすぐ初雪が降る」と宣告を受けたように感じていた。
 秋の気温が下がり、陽がよく照った風の弱い日にはよく飛ぶようだ。こんな時期に自転車で走ると、よく目にユキムシが入って、往生したことを思い出す。ここ5年程の札幌市のデータでは、ユキムシの初見後平均18日で初雪が降っているとか。今日からだと、11月14日頃が初雪か?
 動画サイトに、昨年10月21日、札幌・円山公園でのユキムシの群飛がアップされていた。
http://www.youtube.com/watch?v=wHx30IRHCQQ

IMGP0550-600_400

 西野神社でも、楓の仲間にまだらな紅葉が見られた。周辺の山でも、広葉樹の葉が紅色や黄色に変わりつつあり、もう少しすると、見事な色合いになるだろう。

カテゴリー: 動物, 天候, 季節, 日々つぶやき, 昆虫, 自然 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA