上富良野、冬支度

 間もなく霜月も終わり、北日本は長い冬を迎える。札幌では今朝の-2.6度がこの冬の最低気温になったが、上富良野町では今月後半からの最低気温が毎日氷点下になり、11月25日には-7.1度まで下がった。
 いま上富良野町の、Tさんの牧舎で預かっていただいている南瓜なども、そのままでは傷んでくるというので、回収しに行ってきた。途中の三笠市を過ぎるまでは雪もなく、道路も乾いていたが、桂沢ダムのあたりから道路には雪があり、おまけに吹雪いてきた。

DSC04186-540+360 夕張国道にて

 桂沢湖東端で夕張からの国道237号線に合流した頃から吹雪が強くなってきた。前の車が1キロも離れると、轍も真っ白になって道路の車線が区別をつけにくくなる。対向車線の車がライトを点灯していないと、急に目前に現われるのでヒヤリとする。上の写真のように、路肩の位置を示す矢印と、紅白の棒が目印になり、走行のガイドになる。さいわい道路管理車が定速で走っていたので、その尾灯と回転灯を目当てについていった。 ところが、山道を越えて富良野盆地に入ると雪は降っておらず、積雪もほとんどなかった。
 今日はT夫人の誕生日である。足の手術後の経過も良く、手術後の痛みは多少あるものの、以前のような関節の痛みからは開放されたと喜んでいた。明日は畜産家と結婚した娘さんの誕生日だとか。そしてその娘さんも臨月を迎えていて、ここ数日中に生まれるという。母、娘、孫と誕生日が近いんだよとニコニコしていた。T夫人のお母さんが、曾孫の面倒を見るために、また野幌から見えていた。

DSC04204-540_360 畑の収穫のあと ジャガイモの畝と、刻んだとうきびの芯が寒々としている

 牛舎に預かっていただいていた、カボチャ3種とジャガイモ4種を車に積み込んだ。また晩夏に路地植えしたニンニクの畑を確認すると、それぞれ20センチほどの芽を出して、くたっとなっていた。

DSC04198-540_360 ニンニクの芽 このまま雪の下にしておき、来夏に収穫する

 上富良野町方面の今日の天気予報では、暴風雪ということで覚悟していたが、三笠から富良野へ抜ける山道以外は、風はやや強いがあまり雪が残っていなかった。畑も同様で、夕方からは急激に気温が下がるものの、あまり積雪は見られない。しかし夕方に帰る頃には西の空模様が怪しくなった。今夜は吹雪くのだろう。

DSC04205-540_360 中富良野町から見た南西方の入日 雪雲が割れて陽が差している

 年内にあと1~2回こちらへ来て、来年春からの農作業の相談に乗ってもらうことにした。いつまで続けられるかは分からない。しかし、Tさんの好意に甘えて、今年のいくつかの失敗をベースに勉強して、来年はより良い物を適量作りたい。また少し変わったものも作ってみたい。
 若干ではあろうが、Tさんへのサポートも出来ればと思っている。

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