トチの実が落ちる

🌳 トチノキを初めて見たのは、2007年6月に札幌の市街地の南に展開する国営滝野スズラン丘陵公園に行った時だった。この時は、『ベニバナトチノキ』という、北米原産のアカバナトチノキと、ヨーロッパ原産のセイヨウトチノキマロニエとの交雑種だった。
🌳 その翌年、当時の自宅の近所でも並木に植えられているトチノキを見つけた。これは塔状に咲く花が白っぽく、やや地味なので、気付かなかった。今の自宅近くの道路沿いにも、けっこう多くのトチノキが植えられていることに最近気づいた。そしてその木にけっこう実が付いているのに気づいたのはこの8月だった。

🌳 今日、西野緑道を歩いていたら、数本のトチノキから実が落ちていて、殻が割れて丸い実がはじけていた。これは誰も拾わないので、いずれこの緑道に住むエゾシマリスか、エゾリスの食糧になるのだろう。

🌳 クルミの実はビリヤード玉よりやや小さな大きさで、中の堅殻はそのままでは割れないが、トチの実はピンポン玉くらいの大きさで割合簡単に3つに割れ、中にドングリを大きく黒っぽくしたような実が1つだけ入っている。
🌳 むかし、日本の貧しく険しい山村ではコメが作れないために、トチの実を擦り潰して何度もシブを抜き、ヒエなどとともに主食として食べていたこともあったそうだ。

カテゴリー: 公園, 日々つぶやき, 自然, 花・植物 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA