2009.06.24~29 カナダ南西部・旅程②

6月26日(FRI)
 ホテルを朝6時半にバスで出発してバンクーバーに向かう。ホテルで用意してもらったサンドイッチのボックスランチを、バスの中で食べて朝食にする。バスのままフェリーでバンクーバー島のヴィクトリア市へ向かう。行程は1時間半。途中の航路標識の小島に、あざらしの仲間が30頭ほど上陸していた。ビクトリア市はブリティッシュコロンビア州の州都であるが、都市圏の人口は35万人程度。バンクーバー都市圏の人口が札幌市よりやや多い約220万人でカナダ第3の都市であるが、ビクトリア市ははるかに少ない。

IMG_1620-Butchart_Gardens-540_360-0626-1230IMG_1642-540_270IMG_1611-540_405ブッチャート・ガーデンのサンクンガーデン( 2009.06.26 12:21 現地 )

 まず、ダウンタウンからほぼ20キロほど北にあるブッチャート・ガーデンに向かう。セメント原料としての石灰岩露天掘りの採石地だった跡地22ヘクタールを、鉱山主ブッチャート氏のジェニー夫人が花の公園にしようと1904年に手づくりで始めたのがスタートで、それから100年余経過していて、いまは全面が木々と花とであふれるようである。日本式の庭園も出来ていた。100年目の2004年に、正式にカナダ国家史跡に指定された。今のサンクンガーデンがその始まりだったそうである。
 13時過ぎにガーデンを出てダウンタウンに戻り、レストランに入る。フランスパンの小型版とマーガリン、椎茸と水ギョーザのようなスープ、そしてメインディッシュは鮭とムール貝やアサリのクリーム煮である。その後、港の中央の芝庭で最大のホテル ザ・フェアモント・エンプレス・ホテルや、州議会の議事堂をバックに記念写真を撮る。このザ・フェアモント・エンプレス・ホテルには、前回来た時に宿泊し、ひな壇のような岸壁を散歩して、アマチュア楽団が合奏の練習をしているのを、しばし聴いていたことも思い出した。

IMG_1661-TheFairmontEmpress-540_360-20090626-1453ザ フェアモント エンプレス ホテル( 2009.06.26 14:53 現地 )

IMG_1662-BC_LegistativeBldg-540_270-20090626-1454ブリティッシュコロンビア州議会議事堂( 2009.06.26 14:54 現地 )

 16:00発のフェリーで再びバンクーバーへ。途中のスーパーマーケットでドーナツとマフィンを買い、ホテルに着いたのは20:30近かった。夕食はそのドーナツとマフィン、ルームのコーヒーで済ませた。今日は約6,000歩。

6月27日(SAT)
 今日は一日フリーの日である。4名はゴルフに出かけた。残りの5名で、ビレッジの西方にあるアルタレイクを目指して08:30に出発した。ビレッジを通り抜け、ゴルフ場の脇のトレイルを歩く。

IMG_1688-Golf_Course-540_270-090627-0907ビレッジ西部のゴルフ場と別荘地( 2009.06.27 09:07 現地 )

 途中、ウタスズメやヒメコバシガラスなどに出会い、アルタレイクの見えるところまで行くと、ブラッコム山が湖越しにはっきりと見えた。湖面には、ここでもコウホネの小群落があり、黄色い花を咲かせていた。

IMG_1702-Blackcomb_Mt-540_270Mt.  Blackcomb( 2009.06.27 09:47 現地 )

IMG_1714-Alta_Lake-540_270-0627-1018Alta Lake Rainbow Park( 2009.06.27 10:18 現地 )

 西湖畔のレインボウパークまで行ったが、先日キョウコさんがおしえてくれた場所では水鳥には全く出会えず、アルタレイクを周回するという予定を変更して、北東のグリーンレイクを目指すことにした。しかし私達2人以外はゴルフ組も含めて、午後からスキーリフトでウィスラー山に登ることにしているとのことで、グリーンレイクの湖畔をショートカットしてビレッジに急いだ。途中の踏切で、貨物列車に出会った。

IMG_1722-Train-540_270-0627-1100貨物列車 シーズンには観光列車も走る( 2009.06.27 11.00 現地 )

 ゴルフ場のコースを縫うように通るトレイルをホテルまで戻り、私と妻の2人だけでビレッジに戻ってイタリアン料理のオープンカフェに入り、ベジタブル添えのハンバーガーと、トマトソースのペンネを注文し、2人で分けあって食べた。意外と味はくどいものではなく、食べやすかった。

IMG_1760-Village's_Cafe-540_360-0628-1429奥はペンネのトマトソース.手前はベジタブル添えのハンバーガー
( 2009.06.27 14.29 現地 )

 支払の時、ウエイトレスが29ドル60セントの請求書を持って来た。小銭がたまるのがいやなので30ドル60セント渡したら、少し時間がかかった後で1ドルのコインを1枚持ってきて、早口で何かをまくしたてている。お釣の数え方が日本とは違うので、「ややこしいことはするな」という意味だったのか、「チップがない」という意味なのか判らないので1ドルコインを渡そうとすると、「ノー!」と言って奥に引っ込んでしまった。レシートには税金も含まれて書かれているので、金額が足りなかったわけではない。語学力のない悲しさ。
 スーパーマーケットで、翌朝の朝食のためのパン、バナナ、ヨーグルト、水を買い、同じような小銭の支払い方をやってみたが、レジスターが計算するせいかすんなりとお釣りを出してくれた。今日は約29,000歩。

6月28日(SUN)
 ホテルの部屋で食事を済ませ、バスで一路バンクーバーへ。片道3時間のこのコースをこの5日間で2往復したことになる。飛行機は行きと同じくJALとメキシカーナのコードシェア便であったが、だれもマスクをかけていないので、私たちもかけなかった。

IMG_1781-Bus-540_270-0628-0736バス乗車( 2009.06.28 07:36 現地 )

 バンクーバー発12:45。16時間の時差を越え、定刻より15分早く日本時間の29日(MON) 14:20に成田空港に着いた。飛行時間は9時間35分であった。成田で関東組の6名と別かれ、私達とTさんは大きな荷物を宅急便に託し田。成田空港から新千歳空港までの便の出発までに4時間以上もある。Tさんは空港で休憩していると言うので、私と妻は成田山新勝寺を見に行ってきた。

IMG_1784-Narita_Shinshouji-0629-1558-540_360成田山新勝寺( 2009.06.29 15:58 日本時間 )

 成田空港発18:40、新千歳着20:25。私達とTさんとは、別のバスでそれぞれ帰途についた。私たちが自宅にたどり着いたのは、22:30過ぎであった。ウィスラーのホテルからここまで約13,000歩。

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