尾瀬 ② 沼山峠から長蔵小屋へ(2014.06.21)

 桧枝岐から、待たせておいたバスで御池(みいけ)へ。ここから尾瀬の入り口・沼山峠の下までは会津バスの独占運行なので、雨の中を走って休憩所へ。足にはスパッツを付け、防水性のある防寒着を着て傘を持ち、会津バスを待つ。
 中型のバスが来て、うねうねとしたカーブの多い登りの道路を沼山峠下へ。バスを降りてから峠までは、やや緩いが登りの階段や木道があり、妻も何とか登り切った。ここから最初の湿原、大江湿原まではずっと下りである。さっそく植物に出会う。

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 下りが終わって大江湿原の水平な木道に到着する。さすがに湿原である。ミズバショウがあちこちに見られるが、なんとなく様子がおかしい。
 例年だとミズバショウの花はそろそろ終わりの時期だ。確かにミズバショウは白い仏炎苞が倒れ、花穂が延びているものも多い。しかし今年は気温が上がらず、葉はあまり大きくなっていない。また木道の近辺でも、まだ小さな仏炎苞を立てているものも多い。

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 尾瀬沼に近づくと、湖畔北東部の名所、三本のカラマツが立つ丘陵が見えてくる。この三本カラマツの方向へ分岐すると、尾瀬沼の北岸を通り燧岳の裾を巻いて、尾瀬沼西端の沼尻(ぬしり)経由で、尾瀬湿原の東端・見晴に下る。
 この三本のカラマツまで来ると、今夜泊まる予定の長蔵小屋もすぐである。この辺からは、木道の両側に淡い紫のスミレが多くなるが、オオタチツボスミレに似るが、私には種類の同定が出来ない。

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 17時過ぎには長蔵小屋に到着した。ふくらはぎに少し張りを感じたが、さほど疲れてはいない。万歩計では、今日1日で13,000歩ほど歩いた。
 途中から合流した若者(37歳で、このグループで最も若い)を合わせて、総勢18名。長蔵小屋の3室に分散し、男8名は6畳間とのことだった。以前も6畳間に4組の夫婦連れが泊まったが、その時は畳6枚に6人、1間幅の押し入れの上と下に2人の合計8名であった。
 今回は、6畳の畳敷きの外側に4組の二段ベッドがしつらえてあり、寝具もそれぞれのベッドに準備されていたので、畳の床で寝る人はなく、床は荷物置き場となった。

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