ブータンに『道の駅』を

 去る10月15日に、東京・表参道の国連大学にある地球環境パートナーシッププラザで行われた、ブータンに設置する道の駅に関するワークショップに妻と参加してきた。
 初めは「ブータンの『ハ』県内に建設するため、どんな内容にしたら良いか」というテーマだったので、参加者約35名は日本の道の駅をイメージして考えをまとめてきた。
 しかし当日の話では現地でも急いでおり、場所も決まっていて11月に着工、来年6月にはオープンしたいということで、配布された資料にはすでに現地でまとめたと思われる平面図案2種、立面図案1種が提示されていた。
img_20161026_0001-600_300 内部の配置については、私達もいくつか道内の道の駅を見てきていたので、おぼろげなイメージは持っていたが、個人的には提示された図面は構造的にもまとまっており、また内容も辺境の地に初めて作る道の駅としては十分な機能を備えていると思った。
 しかし、そのプランニングの評価を抜きにして、集まった人たちを6班に分け、道の駅とはどうあるべきかの討論に入ってしまったため、私は意見を出せなかった。私と妻とは、別々の班に配置された。
img_20161026_0002-600_468  私の参加した班だけ、この建物の中に浴場や足湯の施設を組み込んで、それが主体になるような平面図を提示していた。ほかの班では、平面図的なものはなかったが、やはり足湯の施設も検討されていた。いずれにしても、石焼きによってその湯を温めるという提案なので、実質的には十分な湯温は保てない。
 妻の所属した班の発表内容が第1位の評価を受けたが、妻も自班の提案内容には、かなり違和感を持っていたようだ。私も妻も、班の中の勢いに水を差すような発言をできる雰囲気ではなかった。
 帰郷してから、主体になっていたKTさんにメールでその思いを伝えたのだか、十分に理解してもらえたかどうかは分からない。

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