バリ島に寄り道

 昨日、このサイトに東ティモールの報告をアップしたが、日本から東ティモールへの直行便はないので、どうしてもバリ島に寄る必要がある。しかも両方の飛行機の乗り継ぎ時間が全くかみ合わないため、行きはバリ島に2泊、帰りはバリ島発の深夜便で、日本着は翌朝になる。今回は、東ティモールへの往復で立ち寄ったバリ島について、簡単に報告したい。

3月1日(水)
 成田発11:10のガルーダGA-881便に搭乗。バリ島デンパサール空港着17:15(現地時間.日本マイナス1時間).そのままパトラ・バリ・ホテルへ直行。チェックインした。
 ホテルは空港から近く西側の海に面していて、ホテルと海岸との間にプールがあり、夕焼けが綺麗だった。ふと、先日のスマトラ沖地震の大津波を思い出して、だいぶ離れてはいるものの、ちょっと緊張した。

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 ホテルのルームのテーブルには、ウエルカムフルーツがいくつか置いてあった。中型のオレンジ、北海道を思い出すような小型のリンゴ、ヤマブドウのような小粒のブドウ、そして初めて見るサラというフルーツが、地元に多いランの花で飾られていた。またメイクされたベッドには、デンファレの花がおいてあった。どちらも2日目の夜には置いていなかったが・・・。
 妻が、日本でひいていた風邪をひきずってきてすこし熱があったので、ホテルの24時間営業のバーベキューレストランへ行く予定を中止し、ルームサービスをとって簡単に夕食を済ませた。

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3月2日(木)
 今日はガイド付きマイクロバスを1日借り切って、少し贅沢なツァーをした。見るところは、バードパークを指定した以外は彼ら任せである。まずカメラ店を探してもらって、デジカメのメモリースティック・DUO-PRO-128MBを手に入れた。ここのこの時期の通貨は、米$換算で1$=約8,500ルピア、円換算にすると1円=80ルピア強である。
 イスラム教が主力のインドネシアにあって、このバリ島だけはヒンドゥー教が大勢を占めていると言う。ウブドゥーの美術館の入り口には、ヒンドゥーの神のレリーフがあった。また入り口の床にはお払いの供え物が置いてあり、これは市内の各商店の殆どで見かけた。毎朝取り替えるらしい。

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 この美術館の庭園には着生のランがあちこちの樹にあり、また次の異動のコースには、熱帯らしいストレチアの仲間が花を咲かせていた。このあたりでは季節的な変化もあるのだろうが、種類や個々の品種の量的なものは、さほど「多い」ようには感じられなかった。

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 続いてモンキー・フォレストに行く。ここではサルが野生状態で飼育されていて、人の歩く園路をサルが自由に行き来している。種類はわからないが、穏やかでニホンザルのような馴れすぎは感じられなかった。

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 バードウオッチングは、本来は自然の中にいる野生の鳥を観察したいのだが、今回のように駆け足のちょっと見となると、バードパークの檻やネットの中にいる飼育下の鳥を観察することも止むを得ないと思う。

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 バードパークの出口付近には、なぜかオオトカゲがいた。何も説明書きが無いので推測だが、これが世界最大のトカゲ、コモドオオトカゲだろう。胴は私の胴より太く、長さは3メートル近くあろうか。
 このバードパークを出ると、なんとレプタイルパーク(爬虫類園)の入口が隣に並んでいた。爬虫類などを調査している息子に知らせてやろう。バードパークと同様に全てが飼育下のものであろうが、野生のものを見る機会の少ないものも多いだろうと思われる。

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 その後、勇壮なケチャックダンスを鑑賞し、また場所を移してバリの伝統舞踊を観ながら食事を摂った。食事の後、食事の世話をしてくれたホステス達や舞台で踊った踊り子達と並んで、写真を撮ってもらった。

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3月3日(金)
 朝、ガイドの車でデンパサール空港へ送ってもらって、MERPATI-NUSANTARA航空の、9:10発 MZ-8480便に搭乗した。
( 東ティモールでの4日間については、昨日までにアップ )

3月6日(月)
 東ティモールからMZ-8490便でデンパサール空港に戻ってきたのは、13:40 だった。日本への乗継便出発まで8時間以上待つので、往路で世話になったガイドに半日の案内コースを頼んでおいた。
 あいにく雨が降っていた。半島の突端の険しい小山の上に、ガルーダを主体としたシンボリックな銅像を立てる計画があり、全体のレプリカとともに、ガルーダと神の巨大なパーツが置かれていた。

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  この山は全体が寺院または公園になっているようで、石造の建築物や花壇、芝庭などがあり、岬の縁からは切り立ったガケが海へ落ち込んでいる。またここでもサルが放し飼いになっていた。

 このあと、錫製品の加工工場に寄り、細かな装飾品の細工の行程を見学して、小さな鈴のストラップを買った。静かな軽い音で、けっこう気に入っている。またコーヒー豆の店で、色々の品種のコーヒーを試飲した。
 また木工芸品製作の集落で信号待ちしていた時、見事な30センチほどの木製手作りのバイクを持って、車の窓に売りに来た職人が居て、ちょっと心に残る作品であった。結構な値段なのだろうなと思った。

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 ここから市内に戻り、プラザ・バリの中にある中華レストランで軽めの夕食を摂って、早めに空港に送ってもらった。
 空港のラウンジでゆっくり休憩し、22:10発のガルーダ航空GA-880便でバリ島を離れた。行きは直行便で7時間ちょっとの飛行であったが、帰りはジャカルタ経由で9時間40分かかり、成田空港に着いたのは翌朝8:50であった。バリ島では、今回はほんの少し触っただけなので、自然観察も含めて少しゆっくりと回ってみたいものである。

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