東京のサンショウウオ調査-1

 息子が、都内の自然観察仲間と、東京郊外でのサンショウウオの産卵状況を調査すると言うので、同行させてもらった。
場所は公表できないが、2種類の違う生息域を持つサンショウウオの調査について、4月2日と9日の2回に分けて参加した。

4月2日(土) トウキョウサンショウウオ

 トウキョウサンショウウオは、谷筋で流れの無い湿地の水溜りに、30個前後の卵の入った三日月形の卵嚢を2個一組で産卵する。この日の調査では、7箇所のポイントで合計300個以上の卵嚢が見つかった。ほかに、生きている成体が6頭と、なぜか頭や尾部を食われた成体の死体が3頭分見つかった。小動物の糞らしき物があったが、それに食われたのかも知れない。
 道路工事などで流水や地下水の水脈が変わると、たちまち生態系に影響が出てくる。今回もそのような場所が何箇所かあった。

050402-01-02調 査 の 状 況

050402-03-04トウキョウサンショウウオの卵嚢

050402-05-06トウキョウサンショウウオの成体

 観察した場所はやや奥まった里山のような所で、さほど険しくはない。サンショウウオや鳥以外の動物としては、クガビル(ヒルの仲間.20センチほど)、ヤマアカガエル、イモリ、アメリカザリガニ、マゴタロウムシ(ヘビトンボの幼虫)など。

050402-07-08ク ガ ビ ル(ヒルの一種)

050402-09-11ア セ ビ         ア オ キ      オオイヌノフグリ

050402-12-14タチツボスミレ        マンリョウ      ヒメオドリコソウ

 この日に出会った鳥は、以下のとおり。
アオサギ、イカル、オナガ、ウグイス、メジロ、エナガ、シジュウカラ、ヤマガラ、ヒヨドリ、ツグミ、ムクドリ、ミソサザイ、イワツバメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ガビチョウ、コジュケイ、キジバト、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス

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