東京のサンショウウオ調査-2

4月9日(土) ヒダサンショウウオ

 先週のトウキョウサンショウウオ探しに引き続き、今日は別の水域でヒダサンショウウオを探して歩いた。
 ヒダサンショウウオの卵は、水の流れのある谷筋で、流れのゆるい場所の水中の岩の下面に産み付けられる。20個程度の卵が、やはり三日月形の卵嚢に収まり、2個ペアで産み付けられる。
 この日は1本の谷筋に絞って調査したが、本流では6個、途中の支流に少し上った所で14個の卵嚢ガ見つかった。また幼体が3頭いた。

050409-01-02 調 査 の 状 況

050409-03-04ヒダサンショウウオの卵嚢(水中では青く光る)

050409-05-06ヒダサンショウウオの幼体

  この日の調査場所は山深い谷筋で、水の流れる川床を遡上していった。水は浅く、岩のゴロゴロとした中を長靴で歩く。サンショウウオ以外では、サワガニとナガレタゴガエルを見つけた。このナガレタゴガエルは、下の画像の通り黒っぽい個体と、赤茶色の個体とが見つかった。見た目では、まるで種類が違うかのようだった。

050409-07-09 サ ワ ガ ニ          ナガレタゴガエル______

050409-10-12ハナネコノメ(?)  ミミガタテンナンショウ   ヨゴレネコノメ

050409-13-15ア オ キ             エ ン レ イ ソ ウ_____

050409-16-18ハナルリソウ(?)    スミレサイシン(?)      (?)____

 この日の調査で、上流で杉の林に入り込んだとき、薄暗い谷間でもはっきりと分かるほど、杉の花粉が薄モヤのように漂っていた。T君はこの日まで花粉症にはなっていないと思っていたようだが、鼻水が滂沱として気の毒なほどであった。私も妻も花粉症ではないが、ちょっとムズムズとした
 今回の調査に、私と妻はただ単についていったに過ぎない。しかしグループの人たちは、野生動物の動静を観察しながら、残された自然の生態系のこれ以上の破壊を防ごうと一生懸命であることに、胸を打たれた。

 この日に出会った鳥は、以下のとおり。
イカル、ヒヨドリ、ムクドリ、シジュウカラ、ヤマガラ、ホオジロ、コゲラ、キジバト、カケス、オナガ、スズメ、ハシボソガラス

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