初雪

⛄ 昨日からずっと強めの雨が降り続いている。夜に気温が下がり、早朝からアラレに変わって、うっすらと白く積もった。今期初めての降雪である。イチゴだけは移植しておいたので、このまま越冬させようと思う。

⛄ 菜園は、一昨日の夕方までに秋始末を済ませていた。実が残っていたコクワ(サルナシ)は実を全て採取し、余分な枝は剪定した。アスパラガスやシュウメイギクは根元で切断し、ズッキーニ・キュウリ・ミニトマトは抜き取って裁断。ムラサキシキブ・シロシキブ・ツルバラは大枝以外を剪定。ラベンダー・シャクナゲ・ドウダンツツジ・ブラックベリーは細竹と麻紐で枝まとめを施しておいた。 

⛄ 早朝の車道は、落ち葉とアラレのパッチワークになっており、寒々とした中に人の手の加わらない自然のアートができていた。雨がやんで、道路が乾いたら落ち葉掃きをしなければならない。落ち葉や菜園の始末の枝葉で、もうすでに五斗袋に6個ほど集めてある。

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夏から秋へ

 今年の夏は、酷暑と豪雨、暴風で散々な日々だった。

🌞 9月7日までの1週間は、低気圧や台風11号の影響もあって暴風雨がひどかったが、昨日からは一転快晴で、空にはうろこ雲が漂っている。

🌳 昨日の朝から妻と一緒に、風で倒された野菜類の竹竿を立て直し、野菜の蔓を結び直すなど、結構な時間がかかった。まぁ、ひどい被害ではなかったのが幸いだった。
 今日は脳神経外科での1年ぶりの記憶力テスト。慣れたとはいえ、やはりかなり緊張する。今回は妻も同席した。あやこれやのテストの結果は、昨年と変わらず「年齢に比して良い」だった。2ポイントだけ上がってはいた。

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愛の国から幸福へ(旧国鉄広尾線)

🚌 昨日は、帯広から北に延びていた廃線・士幌線の、タウシュベツ橋梁跡を訪ねて、その沿線の糠平温泉の糠平館観光ホテルに泊まった。

🚌 今朝は9時40分に宿を出発。15分ほどで旧糠平駅のあった場所に到着。駅舎跡に建設された鉄道資料館前にSL(9600型か)の動輪が展示されていた。資料館の中は、主に全道の廃線になった鉄道地図と、士幌線の歴史の記録などが展示されていた。
🚌 そのあと帯広を経由して、今度は、帯広から南へ84キロの広尾まで走っていた広尾線の廃線跡をたどった。広尾線は1929(昭和4)年に帯広から南下し、襟裳岬付近を経由して様似、浦河を経て苫小牧まで延伸する鉄道敷設計画により着工。1932(昭和7)年に広尾までが開通した。1960(昭和35)年までは、途中に駅を増設したり改名したりはしたが、日高方面への延伸はなく、始発から終点までには17の駅ができていた。

🚌 帯広から3つ目には『愛国』駅、その2つ先には『幸福』駅があり、1981(昭和56)年頃から「愛の国から幸福へ」として一大ブームになり、この間の硬券乗車券の販売額が広尾線全線の売り上げの80パーセントを占める年もあったとか。近くの売店で硬券乗車券を買ってみた。列車は走っていないのでこの切符は単なるお土産で、当然鋏も入れられていない。
🚌 前記の士幌線から帯広経由で広尾線に直通運行する列車もあったが、鉄道運行上は極端な乗客の減少で大きな赤字が続いたため、1987(昭和62)年2月についに廃線となった。士幌線が廃線になったのは、その翌月であった。どちらも国鉄民営化の直前だった。
🚌 私たちのバス旅は幸福駅に寄り、切符の意匠の薄いカードも売られていて、それが駅舎の中ばかりでなく、外壁にまで貼り付けてあった。駅舎の裏には、この線で使用されていたと思われるディーゼル車体が2両残されていた。

🚌 私たちのバス旅は幸福駅に寄り、切符の意匠の薄いカードも売っているようで、それが駅舎の中ばかりでなく、外側にまで貼り付けてあった。駅舎の裏には、この線で使用されていたと思われるディーゼル車体が2両残されていた。

🚌 バスは帯広に戻り、西方の日勝峠にあるレストラン「とかち亭」で、各乗客から事前にガイドに予約しておいてもらったメニューの食事をとった。私たちは十勝牛の牛丼を食べ、併設されていた土産物店でホタテの貝柱のやわらかめのものを買ってバスに戻った。

🚌 バスはさらに日高峠を経て石狩平野に下り、千歳を経由して札幌駅に戻ったのは17時半を少し回っていた。

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タウシュベツ橋梁を見に十勝へ

🚂 かつて十勝支庁の帯広駅から北へ約78キロの十勝三股駅まで、国鉄士幌線という鉄道が敷設されていた。敷設の目的は沿線の木材搬出が主で、当初はそのまま延伸して三国峠を越え、石狩川の源流・層雲峡を経て、上川支庁上川町まで敷設する計画だった。
🚂 帯広から十勝川の支流、音更(おとふけ)川の左岸沿いに1925(大正14)年に着工し、翌年には上士幌までの38.4キロが開通。その先は糠平(ぬかびら)温泉を経由し、最大2.5%という急勾配を上って、十勝三股まで開通したのが1939(昭和14)年だった。しかし三国峠を抜けて上川に至る難工事に手を付けかねたのと、戦争が始まったりで沙汰止みになった。
🚂 1919(大正8)年に糠平(ぬかびら)地区に温泉の湧出が発見され、1934(昭和9)年には15件の宿で賑わったが、水力発電のためのダム計画が持ち上がり、温泉自体がダムにより水没する計画のため、現在の高台に移された。また士幌線も、帯広から53.6キロの黒石駅から、水没する糠平駅を経て次の幌加駅までの17.6キロを、音更川の左岸から新たにできるダム湖の右岸へ移設された。この時、音更川支流に注ぐタウシュベツ川に架かっていたタウシュベツ橋梁は、線路が撤去されてダム湖に水没することになった。
🚂 その後木材産業の衰退や、人口の減少、三国峠下をトンネルで抜ける国道の開通があって鉄道利用者が激減し、士幌線は国鉄分割民営化の直前、1987(昭和62)年3月に全線廃止となった。

旧士幌線と糠平

🚌 2022年6月1日、このタウシュベツ橋梁をバスで見に行くツァーに参加した。8時30分に札幌駅を出発し、砂川サービスエリア経由で旭川駅前に到着したのが12時20分。

🚌 さらに層雲峡から南下し、14時25分に三国峠に到着。バスを降りて三国(上川、網走、十勝)の3方面の景色を楽しむ。すぐ南西には、十勝岳が白い噴煙を上げていた。そのすぐ下の糠平館観光ホテルに着いたのは14時35分だった。

🚐 糠平館観光ホテルでグループは2つに分けられ、半分の第1班がホテルのマイクロバスでタウシュベツ橋梁跡へ。私達第2班はホテルで小休止して第1班が戻るのを待って、15時に出発。音更川の左岸に残った線路跡をたどって糠平湖上に残る橋梁跡へ。

🚐 この橋梁は、タウシュベツ川が音更川に合流する地点のタウシュベツ川に架けられたもので、旧士別線に架けられた34基の鉄筋コンクリート造橋脚の中で一番長く、両岸のものを含めて12台の橋脚が繋がっている。

🚐 ちょうど雪解け水の流れも終わった渇水期のため、湖底の細流を渡って橋梁全体が見渡たせるところまで降りた。橋脚の両端部はコンクリートが崩れ、鉄筋が出ている状態。また12本の橋脚をつなぐ橋げたのうち中央部の何カ所が崩落しかけている。
🚐 ダムの管理者である電源開発株式会社は、この橋脚は旧国鉄が放棄したもので、国の文化財としての指定もないので、保護や維持に関する考えはないとしている。いずれにしても、いまつながっている部分の多くは、短時日のうちに崩落してしまうだろう。この橋桁を見ることを目的とした今回のようなバス旅も、いつまで続くのだろか。
🚐 なおこの糠平湖は。今回は渇水期だったが、春先などには雪解け水で増水し、橋脚が全て水の中になり、眼鏡を並べたようになるという。

🚐 このあと糠平館観光ホテルに戻り、渡り廊下の先の大浴場で温泉を味わったのち、夕食をいただいて、和室で床に就いた。

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白いカタクリの花を見に旭川へ

🌹 以前、旭川市の男山酒造が管理する自然公園の維持管理に支援したことがある。その公園にはカタクリの花が群生する時期があり、年に数本カタクリが白い花を咲かせると知っていた。ここ2年ほどコロナ禍のため行けなかったが、先週電話で問い合わせるとカタクリの花が咲きだしているというので、きょう妻と二人で出かけてきた。

🌹 朝にのんびりしすぎて9時過ぎに家を出たため、道路渋滞や乗り継ぎの不手際から、特急ライラックで旭川駅に着いたのは12:25だった。昼食抜きで12:55発名寄駅行き道北バスに乗って32分、32番目のバス停「男山公園前」に着いた。バス賃 ¥510.-/人。

🌹  公園の入場料は無料だった。入り口でカタクリの管理をしていた女性にパンフレットをもらいながら聴くと、今年はやや遅くに咲きだしたものの、群生は早くなって、ちょうど今が見ごろだという。また目的の白いカタクリは、1本だけ咲いているとか。カタクリの花の終わる5月初旬には閉園して、一般の人は入れなくなるそうだ。

🌹 そして目的の白い花は今年は1輪だけ咲いたと、場所を教えてくれた。

🌹 もらったパンフレットには4本の散策ルートが記載されていたが、私たちは白い花が咲いているという一番短いルートだけを下った。このルートの先端には小池があり、エゾアカガエルが産卵間に入ったらしく、にぎやかに鳴いていた。

🚌 私たちは帰りの乗り物が気になって、ほぼ1時間後の14:28発のバスに乗車。旭川駅での乗り継ぎに50分ほどあったので、構内で遅い昼食のラーメンを食べた。16:00発の特急カムイに乗って、札幌⇒琴似経由で自宅に帰り着いたの18時半ちかくだった。

 旭川駅から乗った道北バスは、北部の名寄駅までの普通バスで、始発から終点まで国道40号で約65キロ、127か所の停留所があり、2時間38分も走る。(急行もあるが、男山公園では停車しない。それでも24停留所、2時間16分かかる)こんなに長距離を走る路線バスがあるとは、知らなかった。鉄道列車では、JR特急で60分弱、普通だと90分前後で行く。

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芽吹き-2

🌹 気温の上下はあるものの、菜園の雪もすっかりなくなり、さらにあちこちで草木が芽吹いている。秋に植えたニンニクも、雪に覆われているうちから芽吹いていたようだ。

🌹 また株を増やして植えておいたギョウジャニンニクも、根元が赤くなって伸びはじめたのだが、食べてしまうのが何となくもったいなく躊躇している。いつもならスーパーに栽培物が並ぶのだが、今年はまだ見ない。

🌹 ほかにもいくつか芽出しをし、中には開花しているものもある。なおつい先日まではハナニラと思っていたものが、どうもシベの形がちがい、花弁も縮れているので、ネットで調べなおした結果、学名チオノドクサ(和名:ユキドケユリ)だと判った。

🌹 そのほかのものもアップしておく。

🌳 シャクナゲは雪囲いが不十分だったせいか、5本の枝のうち豪雪で4本が折れてしまった。真直ぐに立っていた1本だけは葉芽を着けている。折れたうち3本は、水中切りをして鉢土に挿してみた。根が出るといいのだが。

🌳 室内に置いているコーヒーの木は、各枝の先端から新葉を出している。この木は直射日光に弱く、札幌の春先の弱い日差しでも葉焼けして落ちてしまう。

🌳 コーヒーの木の新芽は、初め硬い芽柄を着けたまま双葉を出し、室内でも気候的に芽吹きの力が弱いせいか、芽柄から抜け出しきれずに、双葉の先端が挟まれたままで開こうとする。そのため新葉が5ミリほどになったときに、芽柄を除去しなければならない。

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芽吹き-1

🌞 ここ数日暖かな日が続いて、自宅周囲の道路の雪も一部を残して消えた。菜園の雪も、南側プロック塀の北面と、屋根から落とした雪の山を除いて半分近く雪が消えた。

🌹 菜園周辺の塀際の雪を掘り出してみると、下から雪に耐えていた植物の芽が顔を出し、新たな春を歓迎しているようだった。木の芽も顔を出してきた。今日は快晴で、自宅周辺での最高気温は、たまたま内外とも23.9℃まで上がった。暖房は止めている。

🌹 菜園で唯一花を咲かせたのはクロッカスのみで、ムスカリは蕾が着いていた。

🌹 クリスマスローズは、東側の塀と家との間に高く積もった雪の下になっていて、1週間ほど前に除雪に入った時に昨年の葉が残っており、その時の足跡に芽吹いた。スマン!

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バンクシー展を観る

◎ 札幌の東1丁目劇場(旧北海道四季劇場)で開催されている「バンクシー展」を観てきた。地下鉄「バスセンター」駅で降りたが、手前の「大通り」駅との中間付近だった。

 スマホでの割引があるといわれたものの操作がうまくゆかなくて、一人当たり定額2,200円で入場したが、中の作品は自由に写真に撮って利用してもいいという。入り口でもらったチラシには、裁断で有名になった「少女と風船」の絵が左右反転で載っていた。

◎ 劇場入り口からかなり広いロビーは細かく仕切られ、中にはかなり多くの作品が陳列されていた。

◎ 見覚えのあるものも多かったが、政治や権力・暴力を皮肉ったもので初めて見るものも多かった。また旧劇場では、バンクシーの紹介動画が上映されていた。

◎ サザビーズオークションで自らの作品『風船と少女』が高額落札された瞬間に、「意図的に」本作品を裁断したシュレッダー事件(2018年)が記憶に新しいが、その瞬間の動画も見られた。

◎ この作品はバンクシーのいたずら心で額の中に裁断機が組み込まれていて、落札の瞬間にリモートで裁断されたらしい。60%ほど裁断して、裁断機の故障で止まったとか。裁断される前の落札額は1億5,500万円。ネットの中に、額縁の裏に裁断機を組み込んでいる動画があったのだが、バンクシー本人の作業だったのだろうか。

◎ 裁断事件後に再度オークションにかけられると、バンクシー史上最高額の28億円で落札されたらしい。この時の作品名は『愛はゴミ箱の中に』。

※ バンクシー自体が謎の人物とされており、また「作品」自体が建築物の外壁や塀などに描かれたものが多く、所有権は描かれた物体の所有者にあっても、著作権はどうなるのだろうか。描いた本人が主張していない場合、著作権そのものはどこにあるのだろう。
※ そのような状態で本人の了解のないものの現物または模写されたものでの展示会は成立するのだろうか。すべてが模写だから、写真撮影『可』になっていたのだろうか。
※ オークションにかけることを、本人が了解しているならばともかく、その落札金はどこへ行くのだろうか。なんとも不思議な展示会ではあった。会場の出口には、バンクシー作品の画集を売っていたが、私の気持ちが割り切れないので、買わなかった。

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燻炭を撒く

 ここ数日、日中の気温が10℃超えるようになってきて、菜園の雪もぐんと下がり、平均すると20センチ強になってきた。融雪を促進するために、妻がもみ殻の燻炭を撒いてくれた。午後にうっすらと雪が積もって白くなったが、夕方にはまたこのようになった。

 例年4月はじめにはこのように燻炭を撒いているが、土の出るのが早まるように思う。

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今春の初花

🌹 今日、我が家の菜園に今年初の花が咲いた。クロッカスの白だ。

🌹 この冬は雪が多く、積雪が最大で1メートルを超えた。そこへ2月初旬の豪雪のあとに屋根の雪を一度菜園に落としてもらったために、その後の大雪も加わって、最大2メートルを超える小山ができた。
🌹 3月に入って日照が増え気温も上がったために、外壁に近いドウダンツツジを囲っていた雪囲いが半分現れてきたので、きのう残りの硬い雪を崩して雪囲いを撤去すると、ドウダンツツジの周囲の土の上にクロッカスやスイセンが芽吹いていた。

🌳 一昨年、いたずらに鉢に植えたマンゴーが芽吹き、昨年秋までに高さ70センチほどにまで成長した。昨年の秋に居間の日当たりのよいところに置くと、年明けぐらいから頂部に5本の枝芽を出し、うち3本が大きく葉を広げた。

🌳 以前からよくアボカドを芽生えさせて成長させていた。ただひょろひょろと上に伸びるため、初めから支柱を添えていたせいか、支柱に頼って細いまま伸び、支柱をはずすと葉の重みで頭を下げてしまうので、このマンゴーには初めから支柱をしなかった。
🌳 するとマンゴーの樹は、今は鉢土から高さ80センチになり、幹もしっかりとして独立している。今月末には、より大きな鉢に植え替えてやらねばなるまい。

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